糖尿病による足切断を回避する方法:マゴットセラピー
マゴットセラピーについて。
難治性潰瘍(なんちせいかいよう)ご存じですか? 糖尿病などの病気が原因で足が壊死してしまう病気のことをいいます。
糖尿病って怖いんですね。
この糖尿病が原因でかかる難治性潰瘍は、今まであしを切断する以外有効な治療法はありませんでした。
ですが、5月1日の産経新聞によると、「マゴットセラピー」という新しい治療法を用いれば切断することなく、この潰瘍を治癒させることができるということが確認されたようです。
岡山大学の三井英也講師は糖尿病などでこの潰瘍を発病した患者に対し「マゴットセラピー」治療法を行ったところ、9割の患者が足を切断せずに済んだと発表したそうです(30日)
この「マゴット」とはハエの幼虫、つまりウジ虫。
「マゴットセラピー」はこのウジ虫を使って患部を治療します。
「マゴットセラピー」治療法では、壊死した皮膚にマゴットを付着させ、マゴットと足をガーゼで固定します。
このマゴットが足の腐敗した部分を食べてしまうのです。
さらにマゴットがもつ唾液には微生物を殺す物質が含まれているそうです。
このマゴットの唾液にある物質により患部の微生物も死滅し、傷の回復もはやまるとのこと。
週に2回ほどの交換で2から3週間で効果が表れるそうです。
今まで、切断以外に方法がなかったことを考えると、糖尿病患者にとっても、潰瘍を患ったひとにとってはもっと嬉しい報告だと思います。この「マゴットセラピー」
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- 2007-05-07
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マゴットセラピーと三井講師
日本にマゴットセラピーを初めて導入したのは先ほどもお伝えした岡山大学の三井講師。
三井講師はオーストラリアに留学中この「マゴットセラピー」を知ったそうです。
帰国後の平成16年、当時の方法論では糖尿病などの合併症で足の切断以外に助かる方法のなかった、60代の女性患者に初めて「マゴットセラピー」を実施したそうです。
「マゴットセラピー」実施後、この女性患者の潰瘍は1週間で半分ほどの大きさになったそうです。そしてなによりよかったのは患者の痛みが軽減したこと。
「マゴットセラピー」治療を始めて3か月後、この女性は退院することができたそうです。
国内での「マゴットセラピーの症例はすでに約100例ほどあるそうです。
三井講師はそのうち66例を実施。「マゴットセラピー」を受けた66例のうち58例が完治したそうです。
この「マゴットセラピー」を三井講師は今後臨床試験を重ねる予定とか。
英国ではすでに医療保険が認められ、年間数百人が治療を受けているそうです。
日本でも、臨床結果を確認次第、早急に健康保険が適用されるようになってほしいと思います。
三井講師は「自分で歩くことができれば、糖尿病もコントロールしやすくなり、医療費削減につながる。全国どこの病院でも治療を受けられるようにして、1人でも多く足切断から救いたい」と話しているそうです。
いずれにせよ、臨床試験を重ねていただいて保険が適用できるような体制を早く作っていただきたいものです。
現在の費用では切断が8万円(保険適用可能)マゴットセラピーが12〜18万円(保険適用不可)この負担は馬鹿になりません。
ただし、切断がない分退院後、糖尿病の療養も歩行訓練などを行えるので容易だそうです。
患者の健康を願うのであれば「マゴットセラピー」の保険適用は優先順位の高い項目であることは間違いないでしょう。
もちろん長期的な費用面から考えても。
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